無料のVPNは危険?freeのVPNサービスの安全性やサービス例を紹介

2023.10.16

VPN

無料のVPNは危険?freeのVPNサービスの安全性やサービス例を紹介
VPNは、安全な社内ネットワークを構築するために重要な役割を果たします。 VPNサービスには無料で利用できるものも多くありますが、中には粗悪な製品を提供していたり、セキュリティリスクがあったりと、事業用途で利用する際には慎重に検討しなければなりません。 この記事では、無料VPNサービスのセキュリティリスクと、有名な無料VPNサービスの特徴をまとめています。それぞれの安全性を検証し、最適なVPNサービスを選択しましょう。 VPNの仕組みについては下記リンクをご覧ください。 ■参考記事 VPN(仮想プライベートネットワーク)とは?仕組みや活用シーンを紹介

無料VPNサービスは事業用途にはおすすめできない

海外アプリのダウンロードや海外から日本のサイトにアクセスする場合など、プライベートで利用する分には便利な無料VPNですが、事業用途には不向きであると言わざるを得ません。 以下、無料VPNサービスが事業用途におすすめできない理由をご覧ください。

無料VPNの安全性のリスク

「デバイスの保護」「データ流出の防止」など、セキュリティの観点から無料VPNを利用することには、以下のようなリスクが考えられます。
  • 広告を起点に盗聴被害やマルウェアに感染する可能性がある
  • サーバー管理者によって購入履歴や接続情報などを監視される
  • サービス提供者に個人情報を盗まれるケースがある
  • 通信が暗号化されておらずセキュリティが低い可能性がある
無料でサービスを利用できるということは、サービス提供者側は広告配信によって収益化している可能性が高いでしょう。 広告はUIの視認性を低下させるだけでなく、悪意がある場合は通信を追跡されたり、端末がマルウェアに感染したりするリスクがあります。 万が一盗まれたデータが悪用されれば、自社の責任が問われ、クライアントや顧客からの信用を失いかねません。 ■参考記事 VPNのセキュリティは安全?想定されるリスクと対策方法を解説

有料VPNサービスがおすすめな理由

有料VPNサービスには、無料にはないメリットがあります。事業者により異なりますが、大きな違いは以下の通りです。
無料VPNサービス 有料VPNサービス
通信速度 遅い場合がある 高速
通信の安定性 不安定になる場合がある 安定している
通信量の制限 制限あり(例:500MB/月) 無制限
セキュリティ 安全性が低いプロトコル 軍事グレードの暗号化
同時接続台数 1台 2台以上~無制限
サーバーの拠点数 少ない(例:数か国のみ) 多い(例:50か国以上)
上記を見ても、安全な通信環境が求められる事業用途の場合は、セキュリティに優れた有料サービスのほうが向いていることが分かります。 しかし、安全性を重視するあまり、初期費用や定期的にかかるコストが大きくなりすぎると、事業の継続に支障を与えかねません。 日本通信ネットワークの提供する「FLESPEEQ VPN」なら、セキュリティレベルの高い閉域網通信をリーズナブルに実現します。

\VPNの選び方をさらに詳しくチェック!/

VPNの選び方資料をダウンロード

無料VPNサービス7選

事業用途であれば有料のVPNサービスを導入するべきですが、それ以外の用途であれば無料のVPNサービスで十分な場合もあるでしょう。 また、無料のVPNサービスには、必要であれば有料版にアップグレードすることでセキュリティレベルを上げられるものもあります。 下記、利用者の多い無料VPNサービスの特徴をまとめました。

1. Proton VPN(プロトンVPN)

スイスに拠点を構える「Proton AG社」が提供するVPNサービスです。無料版でもデータ通信無制限で、サーバーが利用できるという特徴があります。 世界69か所に2,900以上のサーバーが設置されており、そのうち日本を含む3か国に86台ある無料サーバーに接続することで、無料でVPNが利用できます。
料金プラン ・1か月:9.99ユーロ ・1年:71.88ユーロ ・2年:119.76ユーロ ※ドル、ユーロ、スイスフランでの支払いが可能 ※日本円換算は為替レートにより変動する
主な機能 ・接続台数最大10台(フリープラン1台) ・ノーログ ・セキュア コア VPN(有料) ・P2Pのサポート(有料)
公式サイト https://protonvpn.com
プライバシーの取り扱いに厳しいスイスに本社があるため、スイスのデータ保護法に基づいて情報が守られます。また、サーバーは旧軍事基地など安全性の高い拠点に保管されています。

2. TunnelBear(トンネルベアー)

2011年にカナダのトロントでリリースされたVPNサービスです。パソコン、スマホ用共にコミカルな熊がトンネルを行き来するUIで、接続操作が簡単という特徴があります。 無料プランのデータ容量は2GBとなり、上限に達するとその月は利用できなくなるため注意が必要です。 セキュリティ対策が充実している事業用途の有料プランでは、強力な暗号化規格であるAES256が採用されており、通信データを危険にさらしません。 また、機能の一つである「GhostBear」を有効にすると、通信データが公的機関やプロバイダーなどから検出されにくくなります。
料金プラン ・1か月:9.99ドル ・1年:59.88ドル ・3年:120ドル ※支払いはUSドルのみ ※日本円換算は為替レートにより変動する
主な機能 ・接続台数無制限 ・ノーログ ・AES256ビット暗号化 ・VPNブロッキングを無効にする
公式サイト https://www.tunnelbear.com

3. Hide.me(ハイドミー)

マレーシアに拠点を置く「eVenture社」が提供するVPNサービスです。無料プランでも1か月あたり10GBまで利用できる容量の多さが特徴で、速度制限もありません。 無料で利用できるサーバーは世界に8か所ですが、有料プランに変更すると、世界81か所に設置された2,100台のサーバーが利用可能になります。 日本仕様に対応していないサービスもあり、無料プランでは海外から日本のサーバーを利用することはできません。 FAQサイトは日本語に対応していませんが、ブラウザの翻訳機能を活用すれば問題ないでしょう。
料金プラン ・1か月:10.95ドル ・1年:65.95ドル ・2年3か月:76.95ドル(内3か月は無料) ※国によって消費税が変動 ※日本円換算は為替レートにより変動する ※ビットコイン払いは消費税なし
主な機能 ・接続台数最大10台(フリープラン1台) ・ノーログ ・複数のVPNプロトコル ・AES256ビット暗号化
公式サイト https://hide.me

4. Windscribe(ウィンドスクライブ)

カナダ発祥のVPNサービスで、無料プランでもアメリカをはじめとする11か所のサーバーに接続できます。 競合他社の無料プランに比べて対応範囲が広いものの、日本サーバーはPro版でないと利用できません。 Pro版では「R.O.B.E.R.T」という独自のセキュリティ機能が利用可能です。ドメインを任意のIPアドレスに変更することで、信頼性の低いIPアドレスやIPネットワークをブロックできます。 有料プランの返金保証が3日と短い上、10GB以上使うと返金不可など、他社サービスに比べて条件が厳しいので注意が必要です。
料金プラン ・1か月:9.00ドル ・1年:69ドル ※支払いはUSドルのみ ※日本円換算は為替レートにより変動する
主な機能 ・接続台数無制限 ・ノーログ ・ポートフォワーディング ・スプリットトンネリング
公式サイト https://jpn.windscribe.com

5. Phantom VPN(ファントムVPN)

ドイツの「Avira社」が提供するVPNサービスです。Free版では月間500MBまで無料で使え、ユーザー登録を行うことで1GBまで利用できます。 Pro版は容量無制限で月額919円と、他社サービスに比べて比較的安く利用可能です。WindowsやmacOSのほか、iOS、Androidにも対応し、モバイル用の料金プランも用意されています。 クラウドタイプではなくダウンロードして使用するオンプレミスタイプで、シンプルなUIが特徴です。 中継サーバーによってIPアドレスの偽装が可能なので、IPアドレス制限を回避するためにも役立つでしょう。
料金プラン ・1か月:919円(マルチデバイス) ・1年:6,895円(マルチデバイス) ・1か月:569円(モバイルプラン)
主な機能 ・接続台数無制限 ・ノーログ ・プログラムの自動更新(Pro) ・キルスイッチ(Pro)
公式サイト https://www.avira.com

6. PrivadoVPN(プリヴァードVPN)

スイスの「Privado Networks AG社」が提供しているVPNサービスは、対応デバイスが豊富で、WindowsやmacOS、iOS、Androidのほか、Android TVにも対応しています。 FireStickアプリが用意されているので、どの国にいてもスマートTVでストリーミングサービスを利用できます。 フリープランでは毎月10GBまでのデータ通信が可能です。無料VPNには珍しく、VPN接続が切れた際に通信を切断してくれる自動キルスイッチが搭載されており、デジタルデータの意図しない流出を防げるでしょう。(一部OSでは使用不可)
料金プラン ・1か月:10.99ドル ・1年:59.88ドル ・2年:95.76ドル ※支払いはUSドルのみ ※日本円換算は為替レートにより変動する
主な機能 ・接続台数最大10台(フリープラン1台) ・ノーログ ・キルスイッチ ・AES256ビット暗号化
公式サイト https://privadovpn.com

7. Hotspot Shield(ホットスポットシールド)

世界で6億ユーザーが利用するVPNサービスです。無料トライアル期間内でもデータ無制限で利用できるという特徴があります。 便利なWebサイトのブロック解除機能で、過剰なセキュリティブロックを安全に解除できます。 ビジネスシーンでは、システム管理者が設定するフィルタ、ファイアウォールなどを経由して、社内のコンテンツへと容易にアクセスが可能になるでしょう。 無料版は利用できるサーバーが1台のみで接続台数も1台に限られるほか、広告を消すこともできません。
料金プラン ・1か月:1,399円(プレミアム) ・1か月:2,149円(プレミアムファミリー) ・1年:9,599円(プレミアム) ・1年:14,388円(プレミアムファミリー)
主な機能 ・接続台数最大25台(フリープラン1台) ・ノーログ ・独自のHydraVPNプロトコル ・AES256ビット暗号化
公式サイト https://www.hotspotshield.com
※掲載されている情報は2023年10月時点のものです

(まとめ)安全性の高いVPNサービスなら「FLESPEEQ VPN」

無料のVPNサービスはデバイスにインストールするだけで利用でき、手続きや複雑な設定も不要で簡単に導入できます。しかし、無料のVPNサービスには、セキュリティリスクを抱えているサービスも存在します。 安全のために導入したVPNでセキュリティリスクが高まってしまっては元も子もないため、事業用途には無料サービスではなく、信頼できるベンダーが提供する有料VPNサービスを利用するのが最適です。 日本通信ネットワークが提供する高品質なVPNサービス「FLESPEEQ VPN」はセキュアで安定した通信を、業界最安値級の月額9,800円~(税抜)にて実現します。 また、「FLESPEEQ UTM(クラウド型)」「FLESPEEQ Mobile(VPN接続タイプ)」と合わせてご利用いただくことで、さらにセキュリティレベルの高い社内ネットワークが構築可能です。 「FLESPEEQ」はオフィスのトータルICTソリューションです。「ITが活用できない」「セキュリティに不安がある」など、どんなお悩みでも、まずはお気軽にご相談ください。 日本通信ネットワークは、企業ごとに、企画立案から構築・運用までワンストップで、ICTソリューションサービスを提供しています。 IT担当者様が、ビジネス拡大や生産性向上のための時間を確保できるよう、全面的に支援します。 お問い合わせ・ご相談・お見積りは無料ですので、お気軽にお問い合わせください。

CONTACT お問い合わせ

サービスに関するご質問、お見積りご相談他、
お気軽にお問い合わせください。

0120-293-520

※弊社休日のお問い合わせにつきましては
翌営業日以降の回答となります。 ご容赦ください。